當麻寺
聖徳太子の教えにより、弟の麻呂子親王が万法蔵院を河内に建立しました。その後親王の夢見にしたがって當麻国見が役行者が開山した地へ移したのが當麻寺です。
曼荼羅堂(本堂)には立派な厨子に収められた曼荼羅を本尊として祀っています。
かつて本堂であった金堂には日本最古の塑像弥勒菩薩が祀られ、こちらも日本最古の乾漆・四天王が四方を守護しています。
講堂には阿弥陀如来や妙幢菩薩、地蔵菩薩などが祀られています。二基の三十塔はともに国宝で、山の中にひっそりとたたずんでいました。
當麻寺には「だらにすけ」という役行者が作ったとされる丸薬があり、胃腸の良薬として知られているそうです。

興福寺
興福寺は特別公開期間中でしたが、ゆっくりと見てまわる時間がないので、泣く泣く諦めました。また国宝館をじっくり時間をかけて見たいと思います。猿沢池にうつった五重塔と前回取りこぼした三十塔をご覧ください。

東大寺
正倉院展に並ぶ行列を横目に、東大寺へと向かいました。まだだいぶ離れているのに、巨大な大仏殿が見えてきました。ここを訪れたのは中学の修学旅行以来のことで、こんなにも巨大だったこということをすっかり忘れていました。
この大仏殿は何回か建て替えられているのですが、最後の立替のときに、予算の都合でもともと11間あったところを7間にしてしまったそうです。今でも十分大きいのに、さらに横に4間も大きかったなんて・・・
かつて大仏殿の両脇には、それぞれに回廊をもつ推定100mもの東西の七重塔が建っていたそうです。興福寺の五重塔が50.1mですので、恐ろしいほどの大きさだったのでしょうね。

元興寺
奈良町にある元興寺は世界遺産に登録されています。飛鳥の法興寺を平城京遷都に伴い移転し、元興寺となりました。(飛鳥の法興寺も元の場所に残り、現在の飛鳥寺となっている)。
本堂の後方の屋根には、かつての法興時の瓦が使われています。訪ずれる機会がありましたらお見逃しなく。
お寺の
収蔵庫にある国宝の五重小塔は、室内にあったために保存状態がよく、その造りは見事です。こちらもぜひご覧になってください。
追記 現役最古と判明
総合地球環境学研究所の光谷拓実客員教授の調査により、元興寺の禅室に使われている建材が現役最古であることが分かりました。今まで世界最古といわれてきた法隆寺の建材よりも、約100年も古い飛鳥時代初期(586年ごろ)に伐採されたヒノキが使われているそうです。
これにより飛鳥寺からの移築の可能性が高まったということです。