番外編 台北旅行記 番外編 台北旅行記





とほとほ道中記なのになぜに台北?・・・と思われるかもしれません。
台北へはフットサル世界選手権の観戦しにいき、フットサル仲間と一緒に台北を満喫してきました。 電脳街に連日通い、夜市屋台めぐり、そして九イ分観光と11月なのに暑い台北市内をたっぷり歩き回ってまいりました。でも実はこの旅、二人の新婚旅行だったのです。







電脳街(八徳街)~市内めぐり

台北市内は地下鉄があちこちに通っているので、覚えるととても便利です。ですが、私たちは地図を片手にひたすら歩き電脳街をめざしました。道は単純なのですが、台北は車優先という考え方と赤以外にはならない信号機などがあって、とてもどきどきしました。
歩行者用信号が青だとてくてくと絵が動きます。信号と一緒にカウントダウンも出てあと何秒というのがわかるようになっています。残り時間が少なくなるとゆっくり歩いていた絵も早歩きになるんです。またその動き方がかわいいんです。日本に帰ってきて、信号の絵が動かないのがとてもさびしく感じました。
電脳街には2度行ったのですが、2度目はさらに市内をぐるっと徒歩でめぐり、旅行前にネットでチェックしておいたお茶屋さんにも行きました。このお茶やさんはいろんなお茶の試飲もさせてくれるし、お値段もお手ごろだし日本語も通じるのでお勧めです。
昇祥茶行 http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10100.html

北門ギガバイト

ホテルから少し行ったところにある北門。ここをひたすら右の方へ歩いていくと電脳街があります。 台北駅を過ぎて少し行くと、ギガバイトの店舗を発見。早速入ってみましたが、あまり品数が多くなくて「おおっ!」というものもなくてちょっとがっかり。

やっと八徳街に到着。ここではあらゆる店に入り、掘り出し物がないかチェック。電脳街には結局2回行き、PCカードなどを購入いたしました。 ビッケのポスター発見!懐かしくて思わず写真を撮りました。電脳街にも、屋台がいろいろ出ているので小腹が空いても大丈夫です。

電脳街ビッケのポスター発見

九イ分観光

むかしむかし、この辺りは9世帯しか住んでいませんでした。険しくて道も通っていなかったので、水路で生活物資を調達していたそうです。いつも9件分まとめてを調達していたので、九イ分という名前がついたそうです。
その後1890年に金脈が見つかって貧困だった村にゴールドラッシュがおこりました。
その熱もまたさめて村は廃れていったのですが、この九イ分で映画の撮影が行われるようになり、1989年に侯孝賢監督の『悲情城市』がベネチア国際映画祭でグランプリを受賞するなどして、またこの村に活気がもどってきたそうです。 私も昔、『非情城市』や同監督の『恋恋風塵』を見ていつか九イ分に行く!と心に決めていました。

お茶屋さんの建物は雰囲気がとてもいいのですが、お茶は決して安くはありません。台北市内のお茶屋さんで買うほうがいいですよ。店員さんがぴったりとくっついて日本語で説明してくれるのが、すこし鬱通しかったです。
観光地として有名になったので、休日は大変な混雑だそうです。私たちは平日に行ったのでゆったり散策することができました。

左の写真は山の上の方にあるお茶屋さん。お店の中に入っていくと、斜面にいくつもの建ものがあって、湧き水が流れていたり、 そこのご主人が作った陶器もたくさん飾ってありました。なぜか店内に古い便器も飾られていました。



映画に登場する階段看板は映画「恋々風塵」

この階段を上るのが長年の夢でした。写真右は映画館跡です。看板は映画「恋々風塵」






西門夜市

西門町(Ximendien)は台湾の原宿と言われているそうです。お店が夜遅くまで空いていて、毎日人で賑わっています。お店の看板にいんちきカタカナで書かれているものをよく見かけました。
台北にいる間は、西門町にあるホテルに泊まっていたので、毎日のように西門町をうろつきました。広い通りにはいろんな屋台が出ています。でも違法なのでお巡りさんがくるとあっという間に屋台をひいて走り去ります。そしてしばらくするとまたどこからか現れてまた商売をはじめるのです。私はこの屋台の中で串焼きが一番のお気に入りでした
台北は屋台だけでなく、店舗で食べても安くておいしいです。排骨麺と排骨米麺が各60元、豆腐とぴーたんの1皿料理も頼んでも全部で150元。イーパイウーです。日本円にして450円くらいです。ほとんど毎日こういうところで食事をとっていたので、食費がとても安くあがりました。
一度だけ九イ分ツアーにいったときにツアーに昼食が含まれていたので大きな料理店で食事をしたのですが、その直後から胃がもたれてしまいしばらく食欲もなくなってしまいました。どうやら私は屋台や安いお店のごはんが体にあっているみたいです。

一楽園大飯店やまもりのかき氷

台湾に来て一番驚いたことは、どちらをみてもコンビにだらけということです。ここに写っている交差点は四つ角の内3つがコンビニでした。コンビニにでお茶のペットボトルを買うときに、気をつけないとほとんどのお茶に糖分が入っていますよ。看板の下の方に、「KTV」と書いてあるのですが、これはカラオケボックスのことです。
写真右は特大カキ氷をほおばる私です。お店の名前を忘れてしまいました。たしか「○○兄弟」のような・・・特盛りのかき氷にマンゴーアイスといろいろなフルーツが乗っていて170元。(500円ちょっとです。)一人ではとても食べきれないので、にいくんと二人で食べました。一緒にいったなかまもそれぞれいろんな種類を注文して食べあってました。中にはとうもろこしが乗っているのもありました。

士林夜市

台北でいちばん規模の大きい夜市です。士林夜市に行くのなら、淡水線のケンタンという駅が最寄です。
私たちは桃園でフットサル世界選手権の試合を見た後に一度ホテルに帰ったのでかなり遅い時間となり、タクシーで向かうことにしました。ガイドさんの忠告「とにかくきれいで新しい車種を選ぶように」を思い出し、慎重にタクシーを選びましたよ。(実際、かなりきれいなタクシーが多いです。)まずは美食館で腹ごなしをし、露天街へくりだしました。道の真ん中にシートを敷いて商売をしている人や屋台もたくさんあって、あらゆるところに目をつけていないと商品を踏みそうになりますのでお気をつけてください。 (一緒にいった友だちは何度も踏んでました。)
夜中だというのに道の両側のお店もほとんど営業しています。その中の洋品店で友だちが欲しいチャイナドレスを見つけ、日本語で値切りはじめました。交渉がなかなかうまくいかないので、私が片言の漢語で交渉開始。1500元を1200元に、1300元を1100元に値切りました。 関西出身の友だちは自分で頑張って値切っていましたが、なにしろ関西弁で「なあ、にいちゃん見てなぁ。(おもむろに財布の中身をみせ)これしかないねん。だからまけてや」ここでは関西弁も役に立たないようなので、こちらも私が交渉係りをし1700元を1300元に値切りました。他のみんなもこれも交渉しろ、あれも交渉しろ、もっと値切れ~とわいのわいの。台湾は良心的な値段なので、安いものをあまり値切ったらかわいそうだと言いきかせ、一人50元づつくらい値切っておきました。お店のおにいさんごめんなさい。交渉はめちゃめちゃ楽しかったです。 今回は遅く行ったので、たっぷり見ることができませんでしたが、次はもう少し早い時間に行って、隅から隅まで見て回りたいです。
参考:1元(NT$)=3.3~3.8円

士林夜市マップ

士林夜市地図
豪大大鷄排士林夜市ここに行くのならぜひ大勢で

豪大大鷄排の巨大なから揚げを買えてご満悦。このから揚げは外はカリカリで中はジューシーで本当においしかったです。この大きさで1枚40元です
山のように食べて飲んでも安くてびっくりします。ほかの店舗のものを持ち込んでもOKです。ここに行くのならぜひ大勢でどうぞ。

夜市メインストリート交渉成立してごきげんの関西人S

メインストリートの市。ときどき警察が見回りにくると、クモの子をちらすようにお店ごと姿をくらまします。
果物の屋台もあったのですが、酢漬けの梨だけはいただけませんでした。
交渉成立してごきげんの関西人S。 いちおう顔はぼかしておきました。

龍山寺

龍山寺は1738年に建立されました。寺院には数々の仏様がまつられています。本殿の裏手には、道教の関羽帝や天上聖母などの神々もまつられています。
お参りに来ている人たちはみなさん真剣にお参りしていて、観光客はちょっと浮いていました 。
行きはひたすらぐるぐる歩いてたどり着きましたが、帰りは時間の関係で地下鉄に乗りました。( 最寄駅:板南線「龍山寺」)

龍山寺龍山寺龍山寺

台北の交通事情

数十台のバイクが一斉に走り出す黄色いタクシーがいつも何台も走っている

この写真だといまいち分かりにくいですが、台北市内はバイクの数が尋常ではありません。信号が変わった瞬間は、バイクが数十台一斉に走り出します。
日本とは違って車が優先なので、十分気をつけないと危険です。



台北の町

台北の街路樹女工作員小南門

街路樹も南国っぽいです。これはほとんどが椰子なのですが、カポックの街路樹もあってあまりの巨木でびっくりしました。今までカポックは室内にある観葉植だと思っていました。
そして一瞬ちょっとびっくりする「女工作員」の貼り紙・・・。従業員募集ってところでしょうか。
一番右は小南門です。






中正記念公園

音楽堂中正記念公臺北國際金融大樓(台北101)

帰国前夜、今日がラストチャンスと夜の台北を歩き回りました。音楽堂:ライトアップされた朱色がとても神秘的でした。
アーチの向こうに見えるのは、臺北國際金融大樓(台北101)。 高さ508m、101階。11月にはまだ出来上がってなかったので、行けませんでした。

鉄道事情

写真左は台北駅。中が吹きの広いホールになっています。ホールを取り囲む通路に店舗がちらほら・・・ここで日本食を食べたのですが、しょうが焼きが中華料理っぽい味がしました。
キーホルダーや細工物のお土産はここに売っています。ぜひ次回はここから長距離列車に乗って、台中や台南にも行ってみたいです。
写真左は台北市内に張り巡らされたとても便利な地下鉄の乗車券です。地下鉄に乗るには、まず自販機の金額ボタンを押してからお金を入れます。
注:地下鉄はホームも車内も全て飲食禁止です。違反した場合は罰金がかかりますのでご注意ください。それから、地下鉄のトイレは便座に座れないくらいめちゃめちゃ汚いので覚悟が必要です。

台北駅地下鉄のチケット